「社会問題って、もっと楽しく向き合っていいんだ」——環境課題を“笑い”で切り開いたYouTube番組、その真意に迫る。プラスチックごみ、温暖化、カーボンニュートラル…。多くの人が“深刻だけど難しそう”と感じる環境問題に、笑って、突っ込んで、考えるきっかけをつくった番組があります。それが、地球再生バラエティ『RE:CLIMATE』。「社会課題=お堅い」という先入観を打ち砕くこの番組は、バラエティ×エシカルの融合に挑戦した新感覚プロジェクトです。
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環境×バラエティをテーマにRE:CLIMATEでは4本の動画を作成して公開しています。ここではそれぞれを簡単に紹介させていただきます。
挑戦者であるラランド・ニシダさんが「ファンの誕生日会に参加する」という設定で、自宅からスーパー等に立ち寄り、お買い物をしながら誕生日会場を目指します。その間に、プラスチックに一回も触れずに来れたら賞金を満額獲得。ただ、触れる度にその賞金が減額される。私たちの生活と切っても切り離せないプラスチックの存在と、その向き合い方について考えるきっかけになることを目指して製作しました高評価2,000超、コメント183件と視聴者の“ツッコミ欲”が爆発し、「SDGsってこんなに笑って見れるの!?」という発見を生んだバズ回です
紙・竹・ステンレス・シリコン…「環境にいいと思ってたのに実は違う!?」という視点でストローの正体を科学的に暴きます。 モデル×芸人の掛け合わせで、ふざけつつも真面目に検証。まさかの結論に、コメント欄も「え、そっち!?」の嵐。視聴者層は65歳以上が最多で、シニア層にも“刺さる構成”として話題になりました。
「カーボンニュートラルって、なんやねん!」 そんなモヤモヤを笑いに変える、新感覚エデュテインメント。 芸人×インフルエンサーのコンビが、環境ワードを“大喜利で答えて→正解で学ぶ”というユニークなスタイルで展開します。「笑ってたら覚えてた」型のラーニング体験を提供し、「難しいから避けてたSDGs」が、「ちょっと気になるかも」に変わる入り口動画となりました。
制服姿のぺこぱが、三井化学の社長に“忖度なし”の質問を次々ぶつける体当たりインタビュー。 「なぜ脱プラなのにプラの会社が生き残れるのか?」 「本当にエコな技術って、ビジネスになるの?」 中高生目線の疑問が、社長のリアルな言葉で一つ一つ返されていきます。バラエティ感は控えめなのに、視聴率はトップクラスを獲得し、「社長、普通にかっこいい」コメント多数。企業のイメージ変革にも貢献できました。
環境問題というテーマは、どうしても「難しそう」「暗そう」「意識高そう」と思われがちです。 だからこそ、多くの人に“正しさ”ではなく“面白さ”から入ってもらうことが、今の社会に求められていると、SEAMESは考えています。RE:CLIMATEは、「環境=学ぶもの」から「環境=語れるもの」へと視点を変える装置でした。
起こった小さな変化
そんな小さな変化が、きっとこの先の大きな選択を変えていくはずです。このプロジェクトにおいて、SEAMESは単なる制作会社ではなく、「社会課題を、企業と一緒にカルチャーにするチーム」として関わっています。
SEAMESの具体的な役割
つまり、SEAMESが目指すのは、「いいことやってるね」ではなく、「面白いから見ちゃった」が社会を変えていく という未来です。SEAMESでは現在、RE:CLIMATEのような“社会に刺さる企画”を共に創るパートナー企業を募集していますのでお気軽にお問い合わせください。
(Text: Naoto Inoue)