2023年のクリスマス。 SEAMESがCrocs Japanと共に届けたのは、ただのシューズではありませんでした。それは、毎日履く靴がボロボロになっても買い替えられない家庭にとって、 それは、家族でお揃いの靴を履いて外に出る喜びを知らなかった子どもにとって、 まさに「人生ではじめての“快適さ”と“誇らしさ”」だったのかもしれません。
本記事では、SEAMESがディレクションした「Crocs CARE 2023」の舞台裏と、実際に寄贈を受け取った子どもたち・ご家庭のリアルな声をご紹介します。
実施時期:2023年12月(クリスマスにあわせて配布)
主催・協働:Crocs Japan × SEAMES
目的:「困難な状況にある家庭へ、“快適さ”と“笑顔”を届ける」
支援内容:クロックスのフットウェアを、全国の子ども支援団体・教育団体へ寄贈
▼寄贈先
新潟県フードバンク連絡協議会:ひとり親家庭、困窮家庭
北長瀬コミュニティフリッジ:就学援助過程など
一般社団法人キッズラップ:食支援プラスこどもの居場所提供
認定NPO法人Learning for all:学習、居場所支援
株式会社ボーダレス・ジャパン:社会起業家プラットフォームカンパニー
今回、各団体からは100件を超える感謝のメッセージが届きました。 ほんの一部をご紹介します。
「パントリー(無料の食材・食糧配布)で配布したあと、あるお母さんが2階でクロックスを受け取り、階段を降りてきたとき涙を流していました。『本当にありがとうございます。こんなにたくさんいただいて、クリスマスのプレゼントになります。いつも10円単位で物を買っていたので、家族分もいただけるなんで。本当に!本当にありがとうございます!』と何度もお礼を言ってくださいました」(キッズラップ 担当者)
SEAMESが設計したのは、“人の気持ちに届く支援”です。
例えば、Learning for allさんへの送付については、東京都にあるクロックス本社のスタッフが、クロックスのフットウェアとジビッツチャームを東京都内、埼玉県戸田市、茨城県つくば市の各拠点に振り分けて発送していただきました。SEAMES 側でジビッツチャームは種類毎に数を数えた上で、パッケージを分けて、Learning for All にお届けしました。様々なカラーバリエーションのフットウェアと、多種多様なジビッツチャームに大変喜んでいただけたようです。
「支援=物資の提供」で終わらせず、 “贈る人の想い”と“受け取る人の気持ち”をつなぐ。 それがSEAMESのディレクションの本質です。
「Crocs CARE 2023」は、単なるチャリティではありません。 これは、“共感で社会を変える”ための共創モデルです。
SEAMESでは、今後も以下のような企業・団体との連携を進めていきたいと考えています。
(Text: Naoto Inoue)