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2026/10/22
THU
#RE:TASTE
#RE:UNIVERSE
#罠ブラザーズ
#食卓
#食
#ロングテーブル
#CHICKEN
全ての始まりは、Long Table Japanの罠ブラザーズ会に参加していたQulii株式会社代表の王さんの一言だった:「実は僕の一番好きな料理の一つは『鶏の血炒め』なんです」。彼を囲んでいた人間が呆然としている中、「食べられる生物は死なない限りはなんでも食べてみる」が一つのアイデンティティーである広告代理店勤務の柴田さんが「それ、ぜひ食べたいです」とすぐ口に出した。企画というのは往々にしてそうやって始まる。

※本記事には、一部刺激の強い画像・表現が含まれます。苦手な方は閲覧にご注意ください。

【RE:CHICKENに込められた想い】

新鮮な血が必要であること。そもそも鶏をこの手で締めたことがないこと。王さん出身の中国東北部の村ではこれが日常茶飯事であること(電気・水道・ガスもない場所らしい。「鶏は楽ですよ。豚は…こりゃまた話が違う」のも彼から出た言葉)。背景には色々あるが、結局は、新しい体験をこの手で試してみたい、そういう気持ちで、柴田さんと王さんの二人が作った企画がRE:CHICKEN。最終的には関西からも参加者が集まり、累計15人ほどで鶏を捕まえ、捌き、血を集め、新鮮なうち王さんが炒め物にしてくれた。信じられない美味しさだった。以下の写真と共に、柴田さん・王さんの言葉を添えて読んでみてください。味が知りたい人は、ぜひ次回の参加を。

【主催:王さんのメッセージ】

片付けが終わったので、少しだけ今日のRE:CHICKENについて書き残してみたいと思います。
皆さんの自己紹介を聞いたとき、今日が初めて命に触れる体験だという方が多く、そんな体験を求めて来てくれたのだと思いました。
でも、いざ捌いて食べてみると、「命ってなんだったんだろう?」というモヤモヤが残ったかもしれません。
ぜひその問いを考え続けてほしいと思っていますが、少しだけ自分の視点を語らせていただけたら嬉しいです。

僕も農遊舎の方々も、命をいただくことには慣れています。
けれど、おそらく一つ、何年何十年と変わらない感覚があります。それが「温度」です。
鶏を抱え、縛り、首を落とす前に、つばさの奥に手を入れると、人差し指と中指の間に“嫌”な温もりが伝わります。

首が落ちても、その温度は消えない。
生と死の境目がわからなくなる。
(鶏は死んでいるはずなのに、生きているかのようにあたたかい。)

僕は、その温度こそが、命の正体なのではないかと思っています。
普段、冷凍されて物流に乗り、皆さんの冷蔵庫に届くお肉は、調理する頃にはすでにひんやりとしていて、命の温かみは乗らず、感じることもできません。
魂や命の尊さといった美しい言葉ではなく、ただ、その表現しがたい「ぬくさ」こそが、今日触れた「命」というものなのではないでしょうか。

そして今日、鶏というイキモノであり、ニクでもある存在の温度に触れた皆さんに、ぜひその温もりの感覚が残っているうちに、誰かの手のひらを握り、その温度を思い出してみてほしいと思いました。

温度のある世界で生きていると感じること。
それが、RE:CHICKENのひとつの答えなのかもしれません。

【主催:柴田さんのメッセージ】

魚や虫、ヘビや亀、鹿肉の解体など色々やってきましたが、鶏が一番、命をいただく時の共感度が強く、くらいました…!
それはやっぱりおっしゃる「ぬくさ」の自分との近さかもしれません。
さらにそこから肉になるまでの速度もとても早く、あっという間にいつも見ている姿になるのが衝撃的で、いつもの食事と命はこんな隣にあったのかと…強い体験でした。

料理も美味しく、改めていただけることに感謝を持って生きていければと思います。



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